なぜ今ストーリーが重要なのか?
それは
「同じような実力・性能・価値のライバルたちをだしぬく要素」
がストーリーだからだ。
「どっちも似たような味だけどこっちのメーカーにしておこう」
といったノリで買い物をすることがあるだろう。
日用品や食料品だけでなく、服も、ゲームも、映画も
「このメーカーだから、この人だから」
といった理由でお金を払うことはだれにだってあるはずだ。
その商品を買わない限りどっちが良いかはわからない上に、
そもそも選んだ商品の方が価値がない可能性があるのに、だ。
ではなぜ、知ってる人やメーカーを選んで買い物をするのか?
それはネームバリューやブランドで選んでいるからだ。
あまりにも当たり前のことを言ってしまったのでびっくりするかもしれないが、そういうことだ。
そしてブランドとは、強引にいえば「ストーリー」だ。
創業してからの苦労、これまで提供してきたサービスの質、CMで話してたこと。
それらが全てストーリーなのだ。
例えば、ソニーのウォークマンはとても優秀な商品だった。
でも低品質のipodにボコボコにされて圧倒的に負けてしまった。
それは、アップルがストーリーを伝えることがうまかったからだ。
ソニーは外で音楽を聞く機械を売っていた。
アップルは、これから変わる世界を売っていた。
それはどういうことか?
音楽はCDで買うのではなく、ダウンロードでどこでも買えるという時代になる。
そこで、みんなコンピュータでiTunesに接続して音楽を買う。世界中の。
そして、それをipodに入れて、運動に、通勤に、どこでも音楽を聞く。
アーティストはiTunesで音楽活動ができて、音楽業界もiTunesでダウンロード販売などができる・・・
といった、時代を、世界をまるごとつくったのだ。
とはいっても、ウォークマンの方が先に作られたわけで。この辺りは「未来」の物語を語ったアップルの勝ちだ。
ウォークマンは「音楽入れて外で聞けるよ」という機能のほか、音質の良さしか語れなかった。
音質は圧倒的に優ってて、先にipodよりだしたのに、ipodにぼろ負けしたのだ。
さて、話を戻すが、これからバンド活動をしていくならこのストーリー力は重要だ。
圧倒的な音楽力なんて、機材やエフェクト、加工処理のしかたでいくらでも繕える。
ライブなんて実力は適当で、盛り上げたもんがちだ。
そんな数値化しにくい市場で、何か明確な視点で戦うとしたら、ストーリーしかない。
「うまいだけのバンド」では
「下手だけど物語のあるバンド」
に勝てないのだ。
むかしのパンクミュージックがスリーコード(しかもパワーコード)をならしながら、音程も怪しいがなりごえで歌ってて爆発的にヒットしたのは
「反社会性、ロックっぽさ」を全面に出したストーリーがあったからだ。
敵が明確であればストーリーが映える。あんぱんまんもばいきんまんがいるから、ストーリーが明確なのだ。
そして、ストーリーが明確であれば魅力が伝わる。
詳しいストーリーの使い方は
こちらの記事で詳しく話すとして、ストーリーを使いこなせれば
- 同レベルの相手よりも、優れたものだと思わせられる。
- 自分の存在を相手の記憶に残しやすくなる。
- 人を感動させられる。
- 難しいことも簡単に伝えられる。
- 相手に好印象をもってもらうことができる。
- 話してて楽しい人だと思わせられる。
- 頭が良いと思われる。
と、ストーリーにはメリットが無数にある。
音楽業界であれば、とくにジャンルが定まっていてそのジャンルのなかで同じような曲ばかりで勝負する時代になってきている現状だ。
元ひきこもりであるとか、これまでの音楽業界の常識をぶっ潰すとか、そういったストーリー性を背負っているバンドがやはり売れやすい。
テンプレートのような歌詞ばかり歌う歌手が揶揄されたりするが、それも頭が悪いからそういう歌詞をかくわけではない。
自分のキャラクターをブレさせないため、その路線でいくストーリーをみっちり作り込んでマーケティングしている。
だから安っぽい歌詞でも心に刺さる人にはすごく突き刺さるのだ。
どうしたらストーリーを使いこなせるかの詳細は、さきほどの記事以外でも
無料メルマガ内で説明している。
このメルマガでは、この業界では誰もしらない
「ゼロベースの個人から、音楽で飯を食っていくにはどうしたらいいか」
を徹底的に考え抜いてブログには書ききれない文を掘り下げて書いている。
運営面、音楽の技術面、学び方だけならず、ストーリーについてもなんつうにも渡って説明してる。
それこそ、全てを学びつくせば小説の一本でもできあがるぐらいに、だ。
こういった売れるバンドになるには、ただたんに真似していればいいというものではない。
自分だけのオリジナルのストーリーを音楽に、人生に埋め込むためのアイデアを記事やメルマガで今後も書いていくので、メルマガはぜひチェックして欲しい。