プロを目指してバンドを初めても、ほとんどの人が1年もしないうちに挫折してしまう。
- 安定した生活
- 学生時代に血を滲む努力で手に入れた学歴
- 社会人として築き上げた信頼と経歴
こういった現代社会で生きるための大切な武器を打ち捨てて音楽に打ち込んでみても、デビューにかすりもしないで終わってしまう人がほとんどである。
この事実だけを見ると、
「やっぱり音楽で生活していくには生まれつきのすごい才能が必要なんだろうなあ」
と思うだろうが、実はそんなことはない。
なぜなら、バンド活動や音楽活動で売れるために必要なものは
「才能」ではなく「戦略」だからだ。
逆にいえば、あなたにもし才能がなくても、しっかりと戦略を持っていればメジャーデビューをすることも可能だ。
では、具体的にどのような戦略を持てばよいのか?
その疑問に答えるために、今回は「戦略的」な側面からみた
「プロのバンドの特徴とその運営術」
をお伝えしよう。
売れるバンドならば当たり前にしていることなので、もしあなたがバンド運営に悩んでいるのであればぜひ参考にしてみてほしい。
1:売れるバンドメンバーに備わっている特徴
バンドを運営するメンバーが大切だ。
どれだけあなたが優秀でも周りのメンバーが足を引っ張ればバンドは売れない。
では、自分を含めばバンドメンバーにそれぞれ必要な特性は何なのだろうか?
1−1:売れるバンドのメンバーには勢いがある
バンドのメンバーに勢いがある。
売れるバンドのメンバーは、普段の生活のなかで何よりも音楽活動を優先し、他の人の何倍も活動してる傾向がある。
売れないバンドのメンバーはどうしても
- 「仕事が忙しい」
- 「勉強が忙しい」
- 「バイトが忙しい」
といって音楽活動を後回しにしてしまう。
もちろん、バイトも勉強も大事なことだ。
仕事をしないと生きていけない。したがってバンド活動だけしていくわけにはいかないのは当然のことだろう。
だからこそ、思い切って活動できる人が一歩飛び抜けて売れるチャンスをつかむことができるのだ。
音楽活動のための時間を作るために、住む場所や仕事選びまで音楽に合わせてる人もいるぐらいだ。
そこまでして、ようやく音楽活動のスタートに立てたといっても過言ではないだろう。
1−2:売れるバンドのメンバーはコミュニケーションが活発
バンドは一人ではできない、チームで行うものだ。
なので、お互いの連携は必須になる。
曲を作るにしても、
集客するにしても、
ライブをするにしても、
みんなで力を合わせなければいけない。
お互いがお互いに良いように作用しなければならないのだ。
例えば、
メンバーの一人がすごく作曲が上手く演奏能力があるとする。
おまけに、その人は集客のツテまでもっているとする。
一方でもう一人のメンバーは連絡も全然してこないし、演奏もそう上手くない。
毎回ライブで呼ぶお客さんはゼロ。
そんな状況だと、頑張ってるメンバーは頑張ってないメンバーにどうしても不満をもってしまうだろう。
これはメンバーが「悪い意味」で作用しあってる典型例だ。
お互いに綿密に連絡を取り合い、
「あいつはこれだけ頑張ってるのか。なら俺も頑張ろう」
と高め合う関係になるべきだ。
お互いの課題を認識しあって、それをみんなで達成するようコミュニケートしていくのだ。
- 「いついつまでにこのスケールを覚える」
- 「集客のアテを作るために料理研究会のコミュニティに入る」
- 「いついつまでの作詞を済ませる」
といった、課題は個人だけで抱えるだけでなくメンバーで共有すべきだ。
そうしなければ、今メンバーのみんなが何を頑張ってるか誰も把握できないからだ。
なので、バンド活動においては、
「できるやつがやればいいじゃん」
という思考は通用しない。
1ー3:売れるバンドのメンバーには計画性がある
計画性のあるバンドは売れる。
なぜなら「売れるバンド」は、どうしたら売れるかを真剣に考えているからだ。
バンドは目指すジャンルや活動の方向性によって
- 内容がよくて売れるバンド
- 内容がよくなくても売れるバンド
- 内容は良いけど売れないバンド
- 内容悪い上に売れないバンド
と、色々な到達点がある。
なので、
「とりあえずライブたくさんしてれば客がくるっしょ」
「とりあえず練習っしょ」
こういった無計画な方法ではバンドは成長しない。
- 自分たちがどういうバンドになりたいのか?
- 見た目は?
- テレビに露出したいのか?
- 曲調は?
- 最終的にどの程度売れたいのか?
- メジャー路線か?インディーズか?
そういったことをある程度考えて、目標に向かって活動していかないと、どこに到達するかわからないままだ。
曖昧なまま活動していれば、いずれ望まない場所に不時着するバンドになってしまうだろう。
売れるバンドを見ていると、スタジオ練習一つとっても
「今日は何のために音を合わせるか」
が明確だ。
- 各自の音のバランスを見るためにあわせるのか。
- それとも、ドラムの音を聞きながらする意識でやってみるのか。
- 他にも、今日は全員が、ギターの音を聞きながらプレイして、みんなでギターにアドバイスをするとか。
そういった「何かをする目的」がある。
スタジオでの練習を早めに切り上げて、外で、ミーティングをして反省会をする。
スポーツでも勉強でもそうだが、必ず行動に対してフィードバックしないと人は成長しない。
目的達成のメカニズムとして、
①進む
②立ち止まる
③振り返る
の3ステップが必要だ。
そうしないと転んだり、方向を間違ったり、リカバリーがきかなくなるからだ。
例えば、ビラを配る集客をしようと思い立ったとしても
「何のためにビラを配るのか」
をよく考えなければいけない。
「誰かが読んでくれるだろう」
ではだめで、
- 「ブログに誘導する」ことが目的なのか
- 「ライブに直接きてもらう」ことが目的なのか
- 「Twitterのフォロー」が目的なのか
- 「名前を知ってもらう」ことが目的なのか。
全ての要素を盛り込もうとしても中途半端になる。
なぜならビラには紙面が限られているから。
そういったところを考えないと広告の効果は計測できない。
そもそも広告業界ではこういった計測は当たり前のことで、計測もせずプロモーションを行うなんてことは誰もしない。
音楽などという、一見生活に役に立ちそうもない商品を宣伝しなければならない状況なのだ。
そこに、工夫の一つもないどころか基本すら守れていなくてなぜ知名度が広がると思えるだろうか。
このように、
- プロモーションを行う計画性
- 練習をする計画性
に限らず、一つ一つのことに計画を持つ意識が売れるバンドマンには必要だと言える。
計画性のない行動だと、ビラを配ってもなんのために配ってるのかがわからないから結果が見えない。
練習も適当にダラダラしていい汗をかくだけで終わるだろう。
そんなにいい汗を書きたいならその辺をジョギングをした方がまだ効率的だ。
ミーティングも、スタジオ練習も、ライブも、全ては計画をもって行うべきなのだ。
1ー4:売れるバンドのメンバーには一人一人に主体性がある
バンド活動はチーム戦であり、個人戦でもある。
やることなんていくらでもある。
- 自分の実力をあげること
- 客を集めること
- 新曲を覚えること
- 曲を作ること
- 歌詞をかくこと
- 練習といっても色々ある。
- 基礎練習もするだろうし
- アドリブの練習をしたり
- 苦手なフレーズを練習したり
- 立ちながら弾く練習をしたり
- 色々あるだろう。
客を集めるのだってそうだ。
客を集めるのは大変だ。その辺を歩いて見つけるわけにもいかない。
前ライブにきてくれた友達にフォローアップをしないとリピーターにならない。
それに、新しいコミュニティに入らないと(しかもそこで発言権をえないと)新規客も呼び込めない。
他にもまめにSNSを更新しないと存在を忘れられてしまう。
このように集客のためにやることはたくさんある。
そんな状況で何も考えずだらだら活動していると、何も進まない。
だらだらスタジオに入るよりやることがたくさんあるだろう。
主体性を持って、やることを選んで進んでいかないといつまでたっても何も結果が出せない。
だらだら曲を覚えて弾くだけなら他のバンドだってしてることなのだ。
あとは他のバンドよりいかに集客の努力をするか。演奏のパフォーマンスをあげるのか。
一人一人が考えて主体性を持って取り組んでいるバンドはやはり他のバンドより飛び抜けて強い。
1ー5:売れるバンドにはお金がある
綺麗事をいうつもりはないので、はっきり言おう。
売れるバンドにはお金がある。
お金があるかないかでいえば、あるほうが圧倒的に売れる可能性が高い。
バンド活動にはかなり金がかかる。
- スタジオ代
- ライブハウスのチケットノルマ
- ファンとの交際費
- プロモーション費用
もろもろ、たくさんお金がかかる。
こういったコストを潰していく努力も大切だ。
例えば、
- スタジオじゃなくて安い音楽室を使う。
- ライブハウスじゃなくてスタジオライブやバーで演奏する。
- ファンとの交流は完全オンライン化、ネットでの集客に特化する。
- SEO対策や、SNSでのバイラル効果など、コストのかからないプロモーションを行う。
などなどだ。
※これらの具体的な方法については他の記事に書く
だが、もっと言ってしまえば
お金をバンドのために使ってくれるエンジェルがいたらそれだけで強い。
エンジェルというのは、エンジェル投資家という意味で、ベンチャー企業に投資してくれるお金持ちのことだ。
そのエンジェルが親であれば最もラッキーだ。
スタジオで良い音で練習できるのが一番いい。そのスタジオを借りるお金をエンジェルに負担してもらえばいい。
基本的に活動コストがかからなくなる。
他にも、CDを出すお金も、ライブのチケットノルマも全部負担してくれるなら、どんどん活用していけばいい。
経済力の前ではどのバンドも決して対抗できないだろう。
結局バンドの凄さ、経歴というのはある程度お金で作ることができるのだ。
例えば、あなたが下記のように思ったとしよう。
「あのバンドは全国ツアーしてる。すごい」
「あのバンドは4枚もCDリリースしてる、すごい」
バンド活動をするとこのように思うことはある。規模の大きな活動をしているバンドはすごく感じる。
しかし、これは全て金の力で実現可能なものだ。実力に関係なく。
こんなもの、お金だけあれば誰でも今からできることなのだ。
演奏すらまともにできないならもう口パクアテフリでいい。
曲すらかけないなら作詞作曲レコーディングもお金で解決。
だが、現実的に金持ちでもない限り、こんな環境にいる人の方が少ない。
バンドマンがお金を活動に投資できる理由は3つしかない
- 親や親戚が金持ち
- 事務所からプッシュされてる
- 自分(メンバー)がそもそも金持ち
このどれかだ。
この結論を見ると
「なら、事務所に入るのが一番いいんだな」
と思うかもしれない。
しかし、答えはNOだ。
なぜなら、事務所は必ずしもあなたのバンドをプッシュしてくれるとは限らないからだ。
弱小の事務所のほとんどは、資本が少ない。
お抱えのアーティストの中で一番売れるものに投資をするだろう。
一方で、売れないアーティストには共同出資という形で多めにお金をとるのだ。
そして集めたお金は売れるアーティストに投資して利益を出す。
これは何も悪いことではない。事務所はビジネスでやってるわけだ。
著作権などを契約書で縛り付ける悪徳な事務所もあるが、共同出資は自己責任だ。
だが、あえていうならば、共同出資ができるなら、もう少しお金を出して自費でやったほうがいい。
儲けが全て自分のものになるし、事務所に依存せずに売れる力を身につけられるからだ。
やはり、売れるバンドは「事務所」ではなく「バンド」そのものに売れる要素がある。
その力は「自分で責任をもってこそ」作れるものだ。
ゆえに、売れたいのであればお金を出してもらうのではなく、自ら出すべきなのだ。
「なんだ、ただのお金持ちか」
という意味ではなく、収入が少なくても音楽活動に多く投資をしている。
食費を抑えて、浪費を抑えて、活動に投資するのだ。
メンバーから5万ずつ集めるだけで、5人のバンドなら25万円になる。
25万円あれば、手作りPVとリハスタで録音するための機材が変えて、CDを1000枚プレスすることが可能だ。
やり方によってはグッズを作るお金も余るぐらいだろう。
普通に働いていたら5万円ぐらい誰だって用意できるものだ。
「金持ち」というよりも「お金を使う覚悟」がある、とも言えるだろう。
2:売れるバンドの活動面での特徴
売れるバンドと売れないバンドはなにが違うのかも見ていこうと思う。
2ー1:売れるバンドはWEBサイトを持っている
売れないバンドを見ているとウェブサイトを持っていないパターンが多い。
今や国民のほとんどがインターネットを利用している時代だ。
気になったバンドがあればまず検索にかけるような時代に、ウェブサイトがないのは致命的な問題だ。
「ウェブサイトなんて素人には作れない」
そう思うかもしれない。
だが、何もウェブサイトでなくても、ブログでもいいのだ。
無料ブログぐらいなら誰だって登録できる。
無料ブログでもないよりはマシなのだ。
※ブログやサイトの作り方など詳しく別の機会に説明する。
アーティストは人の記憶に残らなければいけない。
良いライブをしても、ウェブサイトがないと、フォロワーはあなたのバンドにアクセスできない。
良いライブの経験もそのうち記憶から消えてしまうだろう。
なので、ファンの多い売れるバンドは必ずウェブサイトを運営している。
2−2:売れるバンドはSNSの更新がマメ
売れているバンドは必ずFacebook、Twitterなどを活用している。
こういったSNSはファンと交流するために必須のツールなので、必ずつかいこなすべきだ。
ファンと交流していくことで、口コミ効果(SNSではバズるという)で知名度が一気にあがることもある。
それにファンがあなたとSNSで繋がっていれば、あなたが発言するたびにタイムライン上にそのメッセージが出てくる。
そうするとファンに存在を忘れられずにつなげていられる。
売れないバンドはTwitterをやっててもほとんど更新していなかったりする。
更新したとしても、ファンが理解できない内輪の友人関係の話をしているだけ。
SNSでは、バンドとしてどんな活動をしていくのか情報を提供を続けて、バンドのメンバーのキャラクター性を伝えるためのエピソードを書くべきだ。
脈絡もなく「釣りにいった」「ゲーセンにいった」「こういうの食べた」みたいなことを呟いても無意味どころか、重要な情報が埋もれてしまいかねない。
だが、何も更新しないよりは、更新し続ける方がファンがつくだろう。
※SNSの活用方法については別記事で。
2−3:売れるバンドはライブの回数が多い
売れるバンドマンはたくさんライブをこなしている。
そのためお金も最初はどんどんかけていくことになる。最初はファンなんていないからだ。
でも、ライブバンドは一人でも多くの人に聞いてもらう必要がある。
そのためには何度も何度もライブをする必要があるのだ。
お金がないのであればストリートライブでも、スタジオライブでもなんでも構わない。
とにかく、月に1回や2回のライブでは他のバンドに負けてしまう。
月に3回以上ライブをしているバンドはやはり集客力がある。
活発に活動している方が人の記憶に残るので、ファンが増えていくのだ。
逆に売れないバンドはライブを月に1回あるかないかだ。
ファンがつくまでに時間がかかりすぎる。
このようなペースでは、
出演する場所を変えると、もう前のライブハウスでは存在が忘れられてしまうだろう。
ライブハウスの人にも覚えてもらえなくなる。
2−4:売れるバンドはライブの構成が上手い
ライブそのものが面白いかどうかは構成にかかっている。
そして、面白いライブができればファンになりやすくなる。
集客は当然大事だが、ライブにきた客がファンとなるかどうかも重要なことだ。
何千人集客できても肝心のライブがつまらなければ、ファンは全くできない。
逆に、集客が5人しかできなくてもライブを面白いと思わせれば固定のファンができるのだ。
演奏の練習はもちろん、聴きやすいメリハリのある構成にして、MCのクオリティもあげておく。
お客さんと一緒にノれるように身ぶり手ぶりを使ったり、SEを使ったりして、ライブ全体のクオリティをあげていく努力をしているのだ。
売れないバンドを見ていると、チューニングのやりやすい曲順とか、だいたいで決めたセットリストだ。
そして、曲を淡々と演奏して間にとりあえずのMCを挟むだけ。
これでは聞く方も何が楽しいかわからない。
売れないのも当然だ。
2−5:売れるバンドはCD販売や物販を積極的に行なっている
CDや物販は重要だ。
グッズを持っていると、帰属意識ができる。
「俺たちはこのバンドのファンなんだ」という一体感が生まれる。
その仲間に加わりたいために、グッズを買いたいという欲求も生まれる。
買ったあともグッズは形に残るので、日常生活でそれらが視界に入るたびにそのバンドの存在を思い出すだろう。
物販となるとかなり手間と費用がかかる。
だからこそ、物販を行うことで他のバンドと差別化をすることができるのだ。
グッズを通販で販売すると、インターネット上でライブにこれない層にもアプローチできる。
これは、全国ツアーをするときにはとても大事な存在だ。
物販の利益は出費を考えると微々たるものだ。
もしかすると赤字かもしれない。
それでも、結局はファンとなり巡り巡ってライブの客となるのだ。
グッズには積極的に投資をするべきだろう。
現に売れているバンドは皆物販を行なっている。
いま話したようなウェブでの対策、ライブでの対策、物販をするための対策。
そういったバンド運営上の悩みを解決するために、当サイトでは無料のメルマガを用意している。
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その辺の音楽マーケティングやバンド入門の本で学べるような内容を全て詰め込んで無料で提供している。
しかし、管理人は他のサービスも運営している。
いつまでもこのメルマガを続けられる保証はないので、今公開されているうちにぜひ無料メルマガを受け取って欲しい。
3:売れるバンドに実は必要のないもの
最後に、売れる要素とは無関係なものについて説明する。
ほとんどのバンドは努力の方向を間違えているために売れていない。
今からあげる項目を優先しているのだとしたら優先順位はかなり低いと言って良いだろう。
3−1:売れるバンドには高い楽器が必要
というのは嘘だ。
弘法筆を選ばず、ともいう。上手いアーティストは安い楽器で弾いても魅力は変わらない。
借金をして100マンのギターを買っても、客が増えるわけではない。
もちろん、自分の音楽を追求するために楽器を選ぶことは重要だ。
ただ、勘違いして欲しくないことは、「売れる」という意味では音質なんてさして重要ではない、ということだ。
純粋な音のよしあし、音楽性の優劣で売り上げは決まらない。
プロのアーティストはマーケティングで勝っている。
そうでなければ、単純な技術力ではスタジオミュージシャンの方が優ってしまう。
彼らはまさに職人の技だからだ。
だが実際、スタジオミュージシャンのほとんどが裏方やバックバンドでの活動に終始していて、名前を面にはあまり出さない。
アーティストとは言ってみればスターでありアイドルであり偶像だ。
職人はあくまで職人なので、偶像にはなれない。アーティストに大事なことはレコード会社にとって「客を集められるかどうか」でしかない。
演奏力がないのは問題だが、あくまでアーティストの一要素でしかないのだ。
これは格闘技で筋肉だけたくさんついててもチャンピオンになれるわけではないのと同じことだ。
3−2:売れるバンドに圧倒的なテクニックはそれほど重要じゃない
バンドには圧倒的なテクニックが必要だと一般的に思われている。
しかし、そうではない。
もし技術力が一番重要なのであれば、オリコンチャートのトップには常にギターテク全開のメタルバンドがびっしりランクインするだろう。
逆に、マーケティングの上手いアイドルの方がオリコンチャートでは優位な位置にたてるケースが多い。
それほどアーティスト活動においてはプロモーションが大切になる。
もちろん、技術力があればアドバンテージになるだろう。
しかし、今技術がないのであれば、技術を高めるよりマーケティング力を高めた方がずっと有意義だ。
自分に目指す世界観があって、そのために技術力が欲しいのであれば「趣味で」技術を高めるべきだろう。
売れたいのであればマーケティングやプロモーションが一番大切だ。
それすらできなくて技術云々などと言って売れるための活動から逃げていてはいつまでも稼げないだろう。
3−3:売れるバンドになるためにはイケメンである必要はない
たとえビジュアル系バンドであったとしても顔がとびっきりかっこいい必要はない。
なんならブスでも良い。
アイドルのような売り方をするのであれば確かに顔は重要だろう。
しかし、アーティストという範囲であればいくらでもマーケティングができる。
自分が飛び抜けてブスなのであれば、それにあうキャラクターで売り出せば
「ブスなのにかっこいい」
といったイメージでギャップを売り込めたりもするのだ。
そもそも、ライブハウスではそんなに顔が見えるわけではない。
アー写も、いくらでも写真補正ができる。
男といえどメイクで肌を綺麗にするぐらいならできる。
顔を仮面で隠すバンドもいるぐらいだ。
写真集でも売らない限り、イケメンである必要などないのだ。
まとめ
売れるバンドには、メンバーそれぞれにしっかりした自主性や積極性が必要である、という話とお金も必要だという話をした。
「お金がいる」という話はタブーで、ほとんど重要視されない。
お金はとても重要だ。
お金はあらゆることを楽にする。
音楽に限らずこの世でもっとも重要な資産の三つは
- 知恵
- 時間
- 通貨
だと言えるだろう。
知恵は神の楽園から人間が盗み取ったと言われるほどゆえに、時間やお金と並び重要だ。
管理人も活動当初仕事に追われ、金銭的にも正社員ではなかったので裕福ではなかった。
仕事の隙間時間を活用し、マーケティングを学び、資金を作った。
投資の方法を学び、投資で運用した。
これは株や不動産という意味だけでなく、事業投資という意味での投資の考え方を学んだのだ。
知恵があればお金も時間も作れる。
したがって、あなたもこのブログや、無料メルマガなどを活用し、知恵を養って欲しい。
そうすることで、バンド運営を効率化するための資金も簡単に手にできるようになるだろう。
少なくとも、利益に繋がらない不毛な技術トレーニングやオシャレに気を使う必要はなくなる。
最短距離で必要な能力を必要な分だけ手に入れて、あとは売れてから好きなだけ好きな能力を得ればよいのだ。
ブログで書ききれない部分は全て無料のメルマガで配信しているので、プロを目指すバンドマンは必ずチェックして欲しい。